棚卸し作業にかかる時間、削減できます!

棚卸しは在庫管理のために不可欠ですが・・・

毎月月末になるとなんとなく憂鬱になるあの作業・・・そうです。「棚卸し」業務
もちろん、棚卸し業務は正確な「在庫管理」のためには欠かせない大切な業務です。

そもそも製造業だけに限らず流通業、小売業、飲食業、医療業界等においても、在庫管理は企業の効率的な運営に不可欠です。特に、次のような点で重要な役割を果たすと言えます。

1.コスト削減と資金の有効活用

適切な在庫管理は、余剰在庫を減少させ、保管コストや廃棄リスクを最小限に抑えることで、企業のコスト構造を改善します。また、在庫が過剰になると資金が固定化され、他の投資機会を逃すことになります。効率的な在庫回転率を維持することで、資金を必要な場所に迅速に投入できるため、全体の資金効率が向上します。


2.キャッシュフローの改善

適切な量の在庫レベルを維持することで、売上が安定し、予測可能なキャッシュフローを実現します。在庫の過不足が生じると、販売機会を逃したり、過剰在庫のために現金が流出することがあります。定期的な在庫評価と需要予測を行うことで、流動性を確保し、健全なキャッシュフローを維持することが可能になります。


3.需要変動への柔軟な対応

市場の需要は常に変動するため、在庫管理がその変動に対応する能力を持つことは重要です。リアルタイムのデータ分析や需要予測を活用することで、必要な商品を適切なタイミングで提供し、顧客満足度を向上させることができます。また、需給バランスを維持することで、急激な需要増加に対応しやすく、企業の競争力を高めることにもつながります。

「在庫管理」のヒントを求めて展示会へ

そこで、在庫管理に欠かせない棚卸し業務の効率化についてのヒントを探しに「スマートファクトリーJapan2024」in東京ビッグサイトに行ってまいりました。
会場では、「かながわロボットイノベーション2024」や「モノづくりパビリオンwithかながわ2024」も同時開催されており、多くの出展社で活気がありました。

2024年9月18日から20日、東京ビッグサイトにて

展示会の様子。活気ある会場。

在庫管理システム「はかれるくん」の紹介ブースを発見!

会場で紹介されていたのは、DX事業等を手がける株式会社Qeight様の在庫管理ツール「はかれるくん」。これは非常に画期的なものでした。

株式会社Qeightさんの出展ブース


このシステムは、対象物を電子秤の上に置くことで重量を測定し、数量を自動算出、【在庫管理を完全自動化するシステム】です。

「はかれるくん」の詳細チラシが別ウィンドウにてひらきます


「はかれるくん」の特長は以下の4つ

Point1:在庫管理の自動化

独自開発された「電子秤(ハードウェア)×専用システム(ソフトウェア)により在庫を理論値ではなく実値でリアルタイムに計量できるシステム」です。
対象物を電子秤の上に置くことで重量を測定し、数量を自動算出するため、PC上でいつでも在庫数量を確認可能となります。




Point2:発注業務の効率化

「はかれるくん」の仕組み(株式会社Qeight様HPより引用)


自動アラート機能で漏れを防止、発注量とタイミングを調整して欠品を防ぎ、過剰在庫も抑制します。




Point3:入出庫管理の改善



従来の在庫管理業務で発生していた、倉庫移動や在庫カウント、データ入力、資料作成といったアナログ業務を大幅に削減することが可能となります。マット上で物を整理し紛失を防止、自動アラートと連携して発注残や期限管理も簡単に。

Point4:在庫管理の時間削減

製品を箱に入れて電子秤に載せるだけで運用できるため、形状や重量が異なる複数種類の製品でも、電子秤ごとに各製品を搭載することで、個別に在庫数量を管理することが可能です。(多品種少量生産との相性が抜群!)


株式会社Qeight様ブース内ポスター

このツールは、部材ケースの下に設置したはかりを使い、リアルタイムで在庫の消費状況を把握できます。
このシステムを導入すれば、日常的な在庫管理が簡単になり、棚卸しにかかる時間と労力も大幅に削減可能です。

その様子を、お菓子を在庫品に見立てて紹介ブースにて実演していました。

在庫品を計測して表示



マット上に置くだけで計測できる棚卸作業。
とても画期的な在庫管理プロダクト「はかれるくん」については以下もご覧ください。

「はかれるくん」詳細資料:https://www.canva.com/design/DAGJt_e1-2w/ZoTrxNEH0_4RQuuIFRE-yg/view

「はかれるくん」紹介&動画ページ:https://qeight.jp/hakareru 

株式会社Qeight様ホームページ:https://qeight.jp

i-PROWシリーズも在庫管理システム搭載

DigitWorksが提供するi-PROWにも在庫管理システムが搭載されており、
登録した材料の使用状況は常にリアルタイムで閲覧が可能です。

中小製造業者様にとって、月末になると頭を悩ます棚卸しは、こうしたシステムを駆使することで、在庫管理に割かれる時間を大幅に短縮できる時代です。

在庫管理に関するお悩みをお持ちの製造事業社様、また、本コラムで紹介した在庫管理システム「はかれるくん」とも連携できる「生産管理システムi-PROW」についてのお問い合わせは弊社までお気軽にどうぞ。


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