中小製造業様への生産管理システムを開発・販売する私たちといたしましては、昨今の経済安全保障に関連する外国への技術流出の現状について十分な知識を持っておく必要があります。
また、企業を狙ったサイバー攻撃は日々進化しており、常に最新な情報に基づいた対策が必要です。
本日は、長野県警察本部の方を講師にお招きし、最新のサイバーセキュリティ対策等について、社内勉強会を開催いたしました。

長野県警察本部より講師をお招きしました
外国への技術流出の防止に向けて
まずは、長野県警察本部警備部警備第一課 第四係長 長野県警部補でいらっしゃいます鎌田様より、技術流出の情勢や対策法などについてお話ししていただきました。
日本には、先端技術を保有する企業やアカデミアが多数存在し、それらの技術情報は、最悪の場合軍事転用される可能性もあり、我が国の安全保障上も重大な影響が生じます。
いまや、技術流出の防止は、経済安全保障上の重要な課題であるため、そのリスクと手口について、さまざまな事例とともにご紹介いただき、実在する企業名を使ってつい対応をしてしまいそうな巧妙な手口で接触してくることを知りました。
詳しくは、警察庁Webサイト「技術流出の防止に向けて」もご覧ください。
サイバー攻撃の情勢と事例、セキュリティ対策について
続いては、長野県警察本部 警備部警備企画課 長野県警部補でいらっしゃいます谷本様より、ランサムウェア攻撃などのサイバー攻撃についてお話をいただきました。
ランサムウェアとは、身代金という意味を持つ英単語の「Ransom(ランサム)」と、コンピュータウイルス等を含むコンピュータに何らかの処理を行うプログラムなどを指す「Software(ソフトウェア)」を組み合わせた造語で、感染させた端末内のデータを暗号化などによって、利用できない状態にした上で、そのデータを利用できる状態に戻すことと引き換えに身代金(金銭)を要求するマルウェアの名称です。(警視庁ホームページより引用)

サイバー攻撃の情勢や事例について長野県警より講義
ランサムウェア攻撃を受けた事例もいくつかご紹介いただき、サイバー攻撃の脅威についてしっかり認識することができました。
講義のあとは質疑応答も活発に行われ、長野県警察本部の方から最新の情勢をご教示いただけました。
本日の貴重な勉強会をもとに、中小製造業様へのシステムを納品する立場として、今一度、セキュリティの重要性をお客様とともに確認してまいります。
【参考・引用元】警視庁サイト:https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/cyber/