なぜ、同じシステム導入でも「うまくいく会社」と「止まる会社」があるのか?
これまでシステム導入をお手伝いする中で、一番の鬼門とも言えるのが「マスタ構築」です。
そんな大変なマスタ整備ですが、スムーズに進むプロジェクトと、なかなか進まないプロジェクトを見てきました。
その中で、うまくいかないプロジェクトには、いくつか共通点があったのでそちらをご紹介いたします。
うまくいかないプロジェクトのパターンとは?
1, メンバーへの「目的」の共有不足
何のためにマスタを整備するのかが、メンバーにしっかりと共有されていないことです。
「システムを入れるから必要」
「担当になったからやる」
という状態では、マスタ整備が単なる不毛な入力作業になってしまいます。
本来は「正確な在庫把握」や「原価の可視化」など目的があるはずですが、それが浸透していないと「目の前の通常業務」が優先され、どんどん後回しになってしまいます。
2, 一部担当者への「属人化」
マスタ構築を特定の担当者に任せきりにすると、その方の異動や退職によって「作成ルールが分からない」という事態に陥り、最悪の場合は計画そのものの再構築が必要になってしまいます。
3. 「構築の手間」だけを見てしまう
初期構築の負担ばかりに目が行くと、「なるべく楽に済ませよう」という判断に流れがちです。しかしその結果、稼働後に「必要な数字が見えない」状態に陥ってしまうケースも少なくありません。

うまくいくプロジェクトの共通点は以下の3つ
では、うまくいくプロジェクトには、どのような共通点があるのでしょうか。
1, プロジェクトリーダーの存在と、スケジュール管理
導入がスムーズにいっている企業においては、プロジェクトリーダーが進捗管理を徹底しています。
少し厳しい言い方ですが、「忙しいから後回し」ではなく、
社内のメンバー同士であっても期限を明確にし、未完了や遅延の項目をしつこいくらい確認する。
「やらなければ次に進めない」
「プロジェクトの重要な業務として、きちんと取り組む必要がある」
という環境を作ることも、プロジェクトを前に進めるためには必要です。
「忙しいから後回し」を許さず、社内であっても期限を明確にし、遅延を徹底して確認・フォローする環境を作れています。
2, 現場メンバー(製造・営業・購買等)の巻き込みと各自の役割分担
そして、もう一つ重要なのが役割分担です。
サイドワークになりがちなマスタ構築は、一部の担当者に任せきりな状況が生まれやすいです。
ただ、この状況は非常によくありません。
なぜなら、マスタを作ることだけに集中してしまい、実際の業務とのつながりを理解しないまま構築を進めると、
いずれ手戻りが発生するからです。
そのため、現在どのメンバーがどの業務に携わっていて、将来的にどのような運用を任せたいのかをしっかり定めることが重要です。
マスタは実際の業務そのものです。
システム導入が円滑に進む企業は、バックオフィスだけで完結させず、各部署のキーマンを巻き込むことで「思っていたものと違う」という手戻りを防止しています。

3, 本番稼働後の「あるべき姿」から逆算している
そして3つ目は、目先の「構築の手間」だけでなく、「稼働後に何を見えるようにしたいか」まで見据えて進められるかが成功のカギです。
特に弊社の「i-PROW」は管理できるマスタ数が豊富なため、他社パッケージより初期構築にお時間をいただく場合があります。
しかしそれは裏を返せば、本番稼働後に「より細かい数字まで見える化できる」という大きなメリットでもあります。
大切なのは実際の業務に精通している人がマスタ構築に関わること
特に、実際の業務に精通している方がマスタ構築に関わることで、「この情報は実際の業務でどう使われるのか」まで理解しながらマスタを作ることができます。
結果として、「思っていたものと違う」「このデータが足りない」といった手戻りも抑えやすくなり、プロジェクトの計画を崩すことなく、スムーズに導入を進めることができます。
システム導入は、システムを選んで終わり、システムを入れて終わりではありません。
「誰が、何のために、いつまでに、どう進めるのか」
ここを明確にできるかどうかが、プロジェクトの成否を大きく左右します。
これからシステム導入を検討される方は、機能や価格だけでなく、ぜひプロジェクトの進め方にも目を向けてみてください。

メーカーのサポート体制にも目を向けて
システム導入は、システムを選んで終わりでも、導入して終わりでもありません。 「誰が、何のために、いつまでに、どう進めるのか」を明確にし、親身に伴走してくれるメーカー体制を選ぶことが重要です。
教えるだけ教えて、あとは放置。
このようなメーカーであれば、いずれプロジェクトは止まってしまうでしょう。
わからない部分や他社の事例など、ノウハウを持っている会社であれば、このような部分についてもすぐに対応が可能であり、
ユーザーも悩まずに次へ次へと進んでいけます。
このような体制が構築されているかどうかも、システム選定の際には非常に重要です。
以下に、マスタの構築に苦労しながらも、システムの構築に成功した企業様の導入事例をご紹介いたしますので、ご参考になさってみてください。
DigitWorksでは、製造業の現場に寄り添った生産管理システム「i-PROWシリーズ」をご提案しています。
「自社の業務に合うか相談したい」、「どの機能から導入すればよいか分からない」
「補助金を活用した導入を検討したい」、「補助金が不採択だった場合でも導入できるか知りたい」
そんな場合も、まずはお気軽にご相談ください。







