多事業部で同じシステムを導入したいが・・・
複数の事業部がある製造業社様の場合、当然のことながら事業部ごとに業務の進め方や管理の仕方は異なります。
そうすると、自ずと各事業部にとって使いやすい生産管理システム選定の着眼点も異なってきます。
今回のコラムでは、複数の事業部すべてに弊社の生産管理システム「i-PROW(アイプロダブル)」を導入してくださっている企業様を例に、当初の各事業部ごとの課題点、要望点が何だったのかについてインタビューしたものをご紹介します。
経営者としての要望
費用はなるべく抑えたい・・・当時使用していたパッケージシステムは、事業部ごとそれぞれにカスタマイズしていたので、さらにそれぞれに手を加えるには数億円かかると言われた。
事業部Aの要望
棚卸作業にかかる時間を減らしたい・・・当時、2つのシステムを導入していて、それらの紐づけができていなかったので、紙に印字して現品と突き合わせ。2人がかりで1日かかっても終わらなくて苦労していた。
事業部Bの要望
受入作業をラクにしたい・・・係(部門)が2つあるので受注業務に関してはそれぞれの係に入って受注したり出荷したりするのが面倒だった。
事業部Cの要望
お客様を待たせずに回答をしたい・・・受注加工業務なので、お客様からお預かりした製品が現在どのような状況にあり、いつ納められるのかレスポンス良くスピーディにお答えしたい。
このように、各事業部ごとお悩みは異なりますので、システムを新規導入または乗り換えるというのは大変な道のりとなります。
何かがきっかけとなったときに、全部署の要望を吸い上げることから始まり、より使いやすいシステムの選定に向けて動き出します。当然、各部署の問題点と目指すスタイルを洗い出すために全社一丸となって取り組むエネルギーが必要となってきます。
「困っていることは何なのか」「部署ごとのゴール(目的)は何なのか」「主に使う人間は誰なのか」などについて細かく掘り下げていくことが必須となるのです。
再カスタマイズに数億円!?
こちらの会社様の場合、システムを入れ替えるきっかけは「再カスタマイズ」が必要となったときでした。
旧式のシステムだったため、複数の事業部すべてのカスタマイズ要望を反映させようとすると、実に数億円かかるという話しになってきたそうです。
そのあたりについては、以下の動画で社長様のインタビューをご覧いただけます。
なお、こちらの松山技研様が弊社の生産管理システムを検討してくださったのは、地元の大手銀行様や他の製造事業社様からのご紹介がきっかけでした。
弊社は大手ではない(当時はいわばベンチャー企業のような規模)のですが、株式会社協和精工様との協同開発であることも、製造業を熟知していると評価してくださり採用に至りました。
シンプル イズ ベスト。複数事業部の多様なニーズが盛り込めた!
i-PROWはとにかくシンプルです。シンプルであるがゆえにカスタマイズを加えていくことで、4事業部をかかえる企業様でもひとつのシステムで稼働させることができています。
松山技研様が、数ある生産管理システムの中でi-PROWに決めた主なポイントとしては、以下が挙げられます。
ライセンス数を気にせず使える
1拠点における端末数(ライセンス数)が無制限なので、使うパソコンやタブレット数に制約がなく、全部署で使えます。入力待ちなどが必要ありません。
柔軟なカスタマイズが可能
生産管理システムは多数ありますが、使わない機能があることが多いものです。
DigitWorksのi-PROWは、基本はシンプルでそこに必要なものをカスタマイズしていけるという柔軟性があります。
生産管理システムは「育てていく」もの!?
今回インタビューをさせていただくにあたり、あらためて社長様や各事業部のご担当者様にゆっくりとお話を伺うことができました。また、弊社のシステムをご利用いただいている複数事業部の製造現場も拝見させていただくことができました。
そこから感じたことは、システムを業務に合わせてカスタマイズすることはもちろん最優先ですが、同時に、新しいシステムに合わせて業務のスタイルも見直していってらっしゃるということです。
バーコード入力や複数のタブレットを置く場所、入力のタイミングなどもおそらく見直しを重ねて今の形態になっているかと思います。
「品質優良賞」などを受賞していらっしゃる企業様ですので、「変わらないために変えていく」ことを十分分かっていらっしゃるのでしょう。
導入いただいてからもたびたびカスタマイズも加えながら、弊社のサポートチームも全部署でのシステム運用のお手伝いをさせていただいております。
松山技研株式会社様のように、立地的にもそれぞれの事業部が離れたところにあるような複数部署での導入をご検討の企業様、まずはDigitWorks(デジットワークス)にご相談ください。