健康経営で従業員と企業を健康に
鐘通様の取り組み
わが社の大切なお客様に鐘通株式会社様がいらっしゃいます。
鐘通様は昭和25年に創業され75年の長きに渡り「エレクトロニクス専門商社」としての歴史をお持ちの企業様です。
去る2025年8月、京都の鐘通様本社に新しいシステム構築のお打ち合わせにお邪魔させて頂きました。
会議も順調に終わり、社内をご案内頂くことになりました。
各フロアを拝見していると、所々に炊飯器が設置されていました。なぜ?と疑問に思い、
「あそこにあるのは炊飯器ですか?」とお尋ねしました。
すると、「そうです。お昼にご飯を炊いているんです。」とのこと。
興味深々に「みんなの分を炊いているのですか?」
とまたまたお尋ねすると、
「お昼にカップラーメンだけで済ましている方もいたりしたので、皆の健康を考えて始めたのです。
お昼近くなると、ご飯のおいしそうなにおいがしてきますよ。これも「健康経営」のひとつです。」
とのこと。
「なんとすばらしい。真似していいですか?」とすぐに聞いてしまいました。
さすが75年の歴史のある会社は良い風習があるのだと感服しながら帰路につきました。
良い事例はすぐに取り入れる!
早速朝礼で、この鐘通様の「炊飯提供の取り組み」について話をさせて頂きました。
お昼にご飯を炊くことに賛成の人は?に全員が「賛成」!
ということで、わが社も鐘通様を真似させて頂き、一升炊きの炊飯器を購入し、お昼にご飯を炊くことを始めました。
お米は、弊社の開発チーム社員でありながら休日は農業もこなす「吉倉農園」から。
その日の朝ミーティング時に食べたい人数を募り何合炊くのかを決め、お米研ぎは毎日交代制です。


12時とともに炊飯器の炊きあがりのメロディーが流れると午前中の疲れも癒され、各自がお茶碗によそい始めます。
ホカホカご飯のお供はどうするかについて、「今日はカレー!」「今日はおかずだけ作ってきた」などと社員同士の会話も弾みます。
社員の「食」を応援することの大切さ
健康経営を進めるうえで、社員の「食」を支えることはとても大切です。毎日の食事は心と体のエネルギー源。
栄養が偏ったり不規則になったりすると、疲れやすくなったり集中力が落ちたりすることもあります。
長い目で見れば、体調不良や生活習慣病につながるリスクも高まります。
だからこそ、会社ができる工夫は大きな意味を持ちます。
大掛かりな設備投資をしなくとも、鐘通様のように「炊飯器」を提供するというちょっとした工夫で社員の行動やコミュニケーションが変わります。

ホカホカご飯が炊きあがると、社員みんなに笑顔が・・
「自分たちの健康を大事にしてくれる会社だ」と感じられることは、安心感や働く意欲にもつながります。
結果として会社全体が明るく前向きな雰囲気になり、生産性や定着率の向上にもつながるでしょう。
食を支えることは、社員の元気を守り、会社の未来を育てる小さな一歩。
そんな思いやりが健康経営の大きな力になるのだということを、鐘通様を訪問して学ばせていただきました。
すばらしいと感じたことはすぐに実行する。デジットワークスはこれからもそんな会社であり続けたいと思います。
鐘通株式会社様の会社概要をご紹介
- 代表者名:代表取締役社長 松井 宏記
- 住所:京都府京都市南区西九条豊田町1番地
- 設立:1950年(昭和25年)10月1日
- 電話番号:075-662-1111(大代表)
- 事業内容:電線・ケーブル、コネクタ、ハーネス、電子部品、プリント基板、電源、制御機器、FAシステム、産業用ロボットなどの開発・設計・加工及び販売、その他上記に関する一切の業務
- ホームページ:https://www.kanetuu.co.jp/