仕事を通じて社会に関わり続けたい
デジットワークス(長野市)専務
対馬 明美
〜〜〜〜記事一部抜粋〜〜〜〜
同社は、夫で社長の賢一さん(48)と2005年に設立。生産工程の進行を管理するシステムの開発などを手がける。業界に入って30年。「お客さんのところに行って、プログラムがきちんと動いているのを見るのは本当に楽しい。幾つになってもプログラムを作りたい」
〜〜〜〜〜〜中略〜〜〜〜〜〜
ソフトウエア会社で出会った賢一さんを「妥協を許さない職人」と評し、「社長の技術力が会社を支えている」と話す。ソフト開発で大切にしているのは、顧客がどんなことを求め、そのためどのようなシステムが必要かを決める「要件定義」と呼ばれる手順だ。要望を丁寧に聞き取って要件定義をした上で、システムの設計、プログラミング、テストへと移る。「(相手先の)会社の人になったような気分になる」ことに大きなやりがいを感じている。
北信地方の金属部品加工会社と2年ほど前に共同開発した生産管理システムは生産現場の状況がリアルタイムで確認できるのが特徴で、管理の効率化が図れるという。現在、改良版も開発中だ。
成長の節目が仕事に関わってきた長男は現在、大学4年で就職活動中。同じ業界を志望しているといい、「ちょっとうれしい」と表情をいっそう緩めた。